【はじめに】
どうも〜、もんぶりゃんです。
s13で使う可能性があったので公開していなかったs12の構築を公開します。ほとんどが安定行動で勝つことができて強かったのでぜひご覧ください。
【使用構築】
最高レート 2140
最終レート 2111
→TNは緑黄色社会の曲名からです
【構築経緯】
きよみずさんが使用していた鉢巻悪テラスパオジアン+突撃チョッキママンボウの可能性に着目してここから構築を組み始めた。この構築をずっと考えていたこころさんがこの2体とモロバレルを組み合わせると強いと聞いて採用し、この3体を構築の基本選出とした。
この3体で現在環境に存在する構築の6体を幅広く見ることが出来る。
しかし、キョジオーン・パオジアン・トドロクツキ・悪ウーラオス・テツノツツミなどが重かったため、残り3体で対策することにした。
まず、この構築はパオジアンで有利対面をとって命中安定の一致技である噛み砕く(場合によっては氷柱落としのこともある)の攻撃回数を何度も作って相手に火力を押し付ける構築である。そのため、噛み砕くでこだわった後に後投げや死に出しの悪タイプの物理積みアタッカーがどうしても重くなってしまう。そのため、これらの切り返しとしてママンボウとモロバレルでごまかせるようにするため、共にフェアリーしてリフレクター・妖技・イカサマなどごまかしを行えるオーロンゲを採用。これによってパオジアン・トドロクツキ・悪ウーラオスを対応出来るようにした。
また、テツノツツミの身代わりが非常にキツかったが、ママンボウのテラスタイプをフェアリーにしたことによって一致じゃれつくによって身代わりを割ることが出来るようになったのでテツノツツミも対応出来るようになった。
キョジオーンに関しては、HDのテラス毒or鋼で塩漬け、守る、自己再生確定で呪いor身代わり型でHBカイリューと組み合わされていることが多かったのでこの2体を確実に破壊するために隠密マント剣舞ランドロスを採用した。
このままでは特殊アタッカーがいなかったのとガチグマの牽制、初手ディンルーのステロ展開を咎めるために炎テラス眼鏡イーユイを採用して構築が完成した。
【コンセプト】
・再生力を強く使う
・どんな構築にも五分以上で戦う
【使用個体】
パオジアン@拘り鉢巻
特性:災いの剣
性格:意地っ張り
テラスタイプ:悪
155-189(252)-101(4)-×-85-187(252)
噛み砕く/氷柱落とし/サイコファング/氷の礫
A:相手を全破壊するため特化
S:ミラー意識で準速(最速は火力無いため)
この構築のエース。対面操作技などで安定した着地を行い、有利対面で高火力を相手に押しつけていた。やっていることは安定行動であるが、火力が高すぎてこれは理不尽なのではないか?と途中で思ってしまった。テラスタイプはタイプ一致でありどのオーガポンも確実に1発で仕留めるために悪テラス。中盤まではsを落とした耐久振りを使用していたが、基本的に安全着地をするため耐久振りする必要があまりなく、少しでもミラーに勝つために準速での採用。技構成は一致技の噛み砕くと氷柱落としは確定でウーラオスや壁に対してのサイコファング、あと1枠は先制技の不意打ちとの選択ではあるが、拘り不意打ちをうつ機会が無いこと、またシーズン全体を通してトドロクツキの増加が見られたため氷の礫にした。
ママンボウ@突撃チョッキ
特性:再生力
性格:呑気
テラスタイプ:フェアリー
241(4)-95-145(252)-60-97(252)-63
BD:総合耐久をあげるため極振り。性格補正は特化炎オーガポンの+1ウッドホーンを確定耐えであったり、黒いメガネ持ち悪ラオスの+2暗黒強打が乱数1発(25.0%)であったりB補正の方が利点があると感じたため呑気
S:下からクイックターンを押したいので、s0の下降補正
大体何でも耐えてくれる初手置き安定ポケモン。再生力+クイックターンが偉く、ほとんどの試合で初手出ししてクイックターンから入ってパオジアンを安全着地させていた。エナジーカミに対しても凍える風を2回うってからクイックターンでパオジアンに引くことにより確実にこちらが上から動くことが出来る。カミの身代わりに関してはクイックターンやじゃれつくを駆使することによって割ることが出来る。テラスタイプは構築で重かったツツミの身代わりをテラスじゃれつくで確実に割ることが出来て構築単位で重い悪ラオスへのごまかしとしてフェアリーにした。ねっとうやアクアジェットではなくじゃれつくにしている理由は、前述した通りである。
モロバレル@脱出パック
特性:再生力
性格:呑気
テラスタイプ:フェアリー
221(252)-×-134(252)-105-101(4)-42(個体値0推奨)
H:総合耐久を意識して最大値
D:余り
水ラオスやカイリュー受け、ディンルー、ヘイラッシャなどがいる構築によく選出していた。カイリューは鋼のスケイルショットを中心に多様な型が存在し、飛行テラス型が減少傾向にあったのでそれ以外になら強く動かせるので非常に強かった。またこの構築において必要とされる相手のポケモンへのごまかし要素としてキノコのほうしがあり、ほうし→パオジアンorイーユイ引きのような場合によっては最速起きを切った行動ではあったが、非常に偉かった。また、ママンボウと同じ特性「再生力」であるため、数的有利をとってひたすらクルクル交代するだけの試合もあった。
オーロンゲ@食べ残し
特性:悪戯心
性格:腕白
テラスタイプ:鋼
201(244)-140-128(252)-×-97(12)-80
H:奇数になる最大値
B:物理アタッカー受けのため特化
D:余り
パオママンバレルの苦手なパオジアン、トドロクツキ、悪ラオスに勝てる最高のポケモン。このポケモンが居るか居ないかでこの構築の強さはかなり変わると思っている。
オーロンゲの強みは、ママンボウの後攻クイックターン+オーロンゲの先攻捨て台詞である。捨て台詞は悪戯心により基本的には先攻でうてるためオーロンゲがダメージを受けない。さらにママンボウは基本的に後攻からクイックターンをうつことができるため、毎ターンダメージを受けるのはママンボウである。しかし、特性の再生力により交代するごとに回復するため、2体の体力を管理しながら相手にデバフをかけることが出来る。これに関してはきよみずさんも使用していたタギングルでも同じことが出来て、なおかつ先行アンコールによって相手の身代わりをケアすることが出来る。ただ、オーロンゲは悪戯心の変化技が無効の悪タイプに強いということがタギングルとの差別化であると思っている。
イーユイ@拘り眼鏡
特性:災いの珠
性格:控えめ
テラスタイプ:炎
131(4)-×-100-205(252)-140-152(252)
オーバーヒート/悪の波動/火炎放射/サイコキネシス
ディンルーラッシャなどのパオジアンが通しにくい構築に対して投げていた。脱出パック持ちのモロバレルと非常に相性が良く、出す時はほとんどイーユイ+モロバレル+@1で選出していた。テラスオーバーヒートの火力が意味分からない火力しているので有利対面をとることができればタイプ相性関係なく1匹倒せるのがほんとに強かった。
ランドロス(霊獣フォルム)@隠密マント
特性:威嚇
性格:陽気
テラスタイプ:氷
175(84)-187(172)-110-×-100-157(252)
地震/テラバースト/剣の舞/挑発
H:余り
S:イーユイやウーラオス、遅いオーガポンを抜くために最速
キョジオーン+カイリューを破壊するために生まれた化け物。キョジオーンの使い手は練度が高いため、この構築では中途半端な対策だと勝率が安定しないと感じたのでメタを張るために持ち物は隠密マントにした。また、呪い毒or鋼のHDキョジオーン+HBカイリューで組まれていることが多かったため、剣の舞挑発で呪いによる積みを許さず、裏のカイリューまで倒せる氷テラバにした。また、塩の取り巻きに鉢巻かスカーフの水ラオス、準速の眼鏡イーユイ等に強く塩構築に投げて高い勝率を残すことが出来た。また、このポケモンの塩構築の他にディンルー展開に出して剣舞からの挑発が必ず通るため想像以上に活躍してくれたポケモンだった。
【選出パターン】
→基本選出
→パオで崩しにくい構築(ヘイラッシャ入りなど)
・ランドロス+@2
→キョジオーン構築
【キツかったポケモン】
・瞑想ガチグマ
・ビルドウーラオス
・受けループ
【後語り】
最高地点から潜った数試合で選出ミスやプレミを連発してボロボロでした。上手く使いこなせていれば1桁を狙えたと思います。この構築の基盤を考えたこころさんには感謝でしかないです。また、こころさんはs13で結果を残されています。とても構築に特徴があるので良かったら見てください!